逆流性食道炎 症状 胃薬

逆流性食道炎の症状は胃薬で軽くなるのか?

 

 

胃食道逆流症(GERD)は、主に酸性の胃の内容物が食道や口腔内に逆流することで、胸やけや呑酸(どんさん)と言って苦味を伴う酸っぱい味覚などを自覚症状とする病態です。

 

胃の内視鏡検査でびらん(ただれ)や潰瘍を認めるものを逆流性食道炎と呼び、認めないものを胃食道逆流症NERD)と呼んで区別しています。

 

近年増加傾向にあり、日本人の有病率は約10%〜15%です。

 

自覚症状はないけれど、内視鏡検査で逆流性食道炎と診断されるケースもあります。

 

逆流性食道炎の治療は薬物療法と生活指導が主体となります。

 

薬物療法では胃散の分泌を抑える薬、即ちPPIと呼ばれる薬剤や、H2RIと呼ばれる薬が良く使われます。

 

その他、消化管の運動を促進する薬、制酸薬、胃の粘膜を保護する薬などの胃薬を使う事が多いです。

 

H2RIはヒスタミンH2受容体拮抗薬のことです。
タガメットやガスターなどが該当します。

 

胃潰瘍の治療薬として有名な胃薬ですが、逆流性食道炎の治療でもよく使われます。

 

H2次受容体をブロックすることで強力に胃液分泌を抑制できます。

 

 

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PPIはプロトンポンプ阻害薬です。
H2RIよりも強力で長時間にわたって胃液分泌を抑制します。

 

最終的に胃液分泌を支配しているのがプロトンポンプなので、ここを抑え込む事は最も効果的な治療法だといえます。

 

現在、逆流性食道炎の第一選択薬はPPIだと言えます。

 

またPPIで症状が改善された場合はNERDではなくGERDだということで、診断と治療を同時に行うこともできるのがこのPPIという胃薬の特徴です。

 

これらの薬を服用し、就寝前の食事を避ける睡眠時に上半身を挙上する、減量、禁煙、節酒などで症状が改善する事が多いです。

 

しかしながら、GERDの病態は、食道括約筋の機能が低下することや、唾液分泌の低下、食道の蠕動運動の低下なども関係しています。

 

これらの病態の原因となる疾患(シェーグレン症候群、強皮症、ソリンジャーエリソン症候群など)が潜んでいないかどうかの確認も大切です。

 

また、薬物療法や生活指導のみでは充分に症状が改善しない場合は、内視鏡的な治療や外科手術が検討されることもあります。

 

 

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